天井埋込み型エアコンには、能力の違いによって家庭用と業務用がありますが、仕組みは同じです。今回は、東芝のシングルフローのクリーニング事例です。
大きな空間をカバーする必要があるため使用頻度は高く、またお手入れ方法が分からず場所も高いため、フィルターも掃除できていないとのことでした。
前回のクリーニング時期は不明です。
天井エアコンの汚れはひどくなりがち
前述のお客様からのヒアリングとダブりますが、天井エアコンの汚れがひどくなりがちな理由を挙げてみます。
- 天井エアコンは目線に入りづらく、汚れに気付くのが遅くなる。
- 大空間をカバーする必要があり、接客スペースにも設置するため、使用頻度が高い。
- お手入れ方法が分からず設置場所も高いため、手を出しにくい。
その結果、天井エアコンの汚れはひどくなる傾向があるのです。
1方向天井エアコンクリーニング料金
茨城県つくば市・土浦市・取手市~千葉県成田市・我孫子市・柏市エリアでエアコンクリーニング・エアコン掃除を提供しております。
料金は、業務用エアコンクリーニングをご覧ください。家庭用の壁掛けエアコンクリーニングも承っております。
1方向天井エアコンクリーニング事例
クリーニング前の天井エアコン
では、実際の事例を見てみます。エアコンの外観にもホコリの付着とタバコのヤニ汚れが見られます。
フィルターパネルを開けてみると、さらにホコリと汚れが見えてきました。
フィルターを外してみると、ヤニ色のホコリがびっしり付着していました。これではエアコンの効きも悪く、臭いもあったことでしょう。
さらにフィルターを通り越して、エアコン内部機構のカバーにもホコリは入り込んでいます。
天井埋め込み型エアコンは取付け箇所が高い(この事例でも3m弱)ため、一般の方にはエアコンのフィルターを掃除するだけでも大変で、手付かずになりがちなのです。
天井エアコンの分解
天井エアコンを分解します。エアコンの仕組みは同じですが、構成はメーカー・機種によって様々です。
部品が大きく、配線・基板があり複雑なので、手間と時間がかかります。配線に気を付けながら、エアコンを分解していきます。
ドレンパンには熱交換器-アルミフィンに結露下水が溜まります。そのため水垢やカビ汚れが見られます。
ドレンパンを外すと、熱交換器-アルミフィンとドラム型のファンが見えてきます。
ファンにはホコリがこびりつきカビが生え、当初のクリアブルー色が半面グレーになってしまっています。
アルミフィンの隙間には、茶色のホコリ汚れが入り込んでいます。
天井エアコンの養生と高圧洗浄
エアコンを高圧洗浄する前に周辺保護養生をし、洗浄していきます。
エアコン洗浄にあたっては、まず洗剤を十分散布して汚れを溶かし、高圧洗浄機を使って水で洗い流します。洗剤は、環境にやさしいエコ洗剤を使用しております。
洗い出すと汚れが溶け出した真っ黒い水が出てきました。
さらに流れ出る洗浄水が透明になるまで、水で洗い続けます。
天井エアコンのクリーニング結果
細部の掃除をし、水を拭き取ってエアコン洗浄は終わりです。ドラムファンのグレーの汚れもキレイに取れ、元のクリアブルー色が甦りました。
アルミフィンの茶色の汚れも落ちるところまで落としました。
また、外した部品はそれぞれ丁寧に洗いました。洗浄前後の様子を比較してみます。まずはドレンパンの様子です。
エアコンのフィルターに至っては、目詰まりしていたホコリを吸い取った後水洗いすることで、向こう側が見えるまでキレイになりました。(これが正常な姿なのですが…)
定期的なクリーニングをおススメしています。
嫌な臭いも取れ、エアコンの効率も上がることでしょう。
天井エアコンの組立て~完成
分解したのと逆順にエアコンの部品を組み立て、配線をつないでいきます。
ビスの閉め忘れと共に、配線に間違いは無いか確認しながら進めます。内部細部もキレイになりました。
試運転をし乾燥させ、動作が正常ならば完成です。
天井エアコンクリーニングの料金、4方向タイプのエアコンクリーニング事例については、業務用エアコンクリーニングの料金をご覧下さい。
天井エアコンクリーニング-お客様の声
長らくエアコンの汚れが気になっていたとのことで、とても喜んでいただきました。また、後日「エアコンの効きが良くなった」との声もいただきました。
こちらとしてもやった甲斐があり、うれしい限りです。
天井エアコンをクリーニングしたい方は、どうぞお気軽にお声かけ下さい。
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