初めてのエアコンクリーニング
エアコンクリーニングをしてみたいが「まだいいか」「頼みづらい」と躊躇してしまう。初めてエアコンクリーニングを頼む方にとっては、ハードルがあると聞き及んでいます。
そんな方の不安が少しでも無くなるように、見えないエアコンの汚れと作業の様子を記載しました。
茨城県つくば市・土浦市・取手市~千葉県柏市・我孫子市・成田市でエアコンクリーニングのご依頼を多数頂いている個人店が解説いたします。
エアコン掃除のサイン
すぐにお掃除が必要な赤信号サインは、次のような状態です。
これらは、エアコン内部の汚れ・カビが原因です。
これはホコリ等が、熱交換器であるアルミフィンに詰まっている事が考えられます。(でなければ故障)
これはホコリ等が、エアコンの排水ドレン管に詰まっている可能性があります。
もしかしてこのような状態・状況になっていませんでしょうか?
エアコンクリーニングの動機・きっかけ
また、クリーニングの動機として、次のような健康・体調面の心配事がよく聞かれます。
エアコンクリーニングの効果
エアコン内部に溜まったホコリ汚れ、付着したカビを取り除くことで、
という声を頂いております。結果として3つの面でメリットがあります。
エアコンの状態を改善させたいと感じた方は、当店のエアコンクリーニングページにお進み下さい。ご不明な点がある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
エアコンクリーニングの流れ
龍ケ崎市の5年間以上洗浄をしていなかった壁掛けエアコンクリーニングの作業を例にあげます。寝室に設置しているので使用頻度は高くないが(昼間の使用は少ないが、夏の夜間は結構使っている)とのことでした。
近年の夏の暑さを考えると、使用時間が多くなるのは体を守るために仕方のないことです。ということは、エアコンの汚れもより付き易くなるということです。
訪問当日は、以下のような手順で作業を行っていきます。
エアコン設置状況・洗浄場所の確認、周辺準備・養生
まずは状況・状態を確認し、エアコン周囲の動かせるものは移動します。洗浄の影響で汚さないために、エアコン下部床はもちろん、周囲の家具・家電、漆喰壁・木部等をシートなどで養生します。
エアコンクリーニングの間接的事項ではありますが、大切な部分と捉えております。
エアコンの試運転・状態の説明、作業内容・料金のご説明、ご確認
初めてクリーニングを頼まれる方にとっては、どのように洗浄するのか不安を感じられる方もいらっしゃるようです。作業の流れや内容・料金についてご説明し、ご確認頂いてから作業をスタートします。
道具・洗剤類の搬入
エアコンクリーニングには、想像以上に道具類が必要です。順次運び入れます。
外部カバー類の分解、機器と部品のホコリ取り
ここからが実際のクリーニング作業になります。機種は日立のお掃除機能付きエアコンです。すぐに吹出口のカビ汚れが見えました。
夏季にエアコンが湿った空気を冷却するので、内部では結露が発生し、カビが生えやすいのは当然の環境なのです。ホコリが溜まっていれば尚更カビは生えやすくなります。
エアコン内部が白いと汚れが分かり易いです。逆に黒っぽいと分かり難く、汚れの発見が遅くなる恐れがあります。エアコンを選ぶ際の小さな工夫です。
部品や機器本体をいきなり洗ってもホコリが詰まり、またホコリやゴミが散乱してしまうので、先に取り除けるホコリを掃除機で吸い取ってしまいます。(適宜分かりやすい画像を使用)
分解部品はメーカー・機種によって様々ですが、基本的に本体カバーを外して完全にアルミファンを露出させて洗浄します。
熱交換器のアルミフィンも同様に汚れています。ホコリと黒い汚れがカビです。実際はそれらの汚れが混じっていると思われます。少なからずこれらの粒子が空気中を舞うと思うと健康に良いはずがありません。
洗浄機等の準備、部品を屋外で洗浄
当店では品質向上と作業時間短縮のため、2人作業を基本とし、二手に分かれて作業しています。家庭用エアコンの場合は、人と環境にやさしいエコ洗剤を使用して高圧洗浄しますが、落としきれないカビは漂白剤を使って手洗いしています。
エアコン深部の分解(配線処理・基盤等)、お掃除ロボット等分解洗浄
お掃除機能付きエアコンの場合、この作業に時間を要します。
お掃除ロボットがあると十分な洗浄ができないため、時間が掛かっても必ず外します。
洗浄にあたってのエアコン機器養生、洗剤散布
掃除機では吸い取れないエアコン内部の汚れ(ホコリ・カビ)は、洗浄しないと取り除けません。高圧洗浄機を使用し作業しますので、水が飛び跳ねます。
電装部分を濡らさないように入念に養生し、天井や壁・床を汚さないよう濡らさないよう、専用カバー等で保護養生をします。
養生がしっかりできたら洗剤(洗浄液)をフィンの部分に吹付けます。圧力をかけられる噴霧器を使用し、たっぷり吹き掛けます。空気の吹出し口からもノズルを入れ、洗剤がファンに十分届くよう散布します。
汚れはすぐには溶け出さないので少し時間を置き、洗剤の効果を発揮させます。
高圧洗浄①、汚れ落ち確認
吹付けた洗剤の様子を見て、機械内部を水で洗い流します。高圧洗浄機と洗剤の効果で汚れが落ち、黒い洗浄水が出てきます。ひと通り洗浄したら、汚れが残っていないか確認します。
当店の高圧洗浄機は、クリーニング入門用の動力噴霧器ではなく、パワーがある高圧洗浄機を使用しています。
適宜、エアコンの汚れや原因等をご説明しながら作業しております。実際の洗浄で汚れた水が出てくる様子をご覧下さい。
除菌漂白処置、高圧洗浄②、汚れ落ち確認
洗剤で落としきれないカビ汚れを落とすため、漂白剤を掛けブラシ等を使いながら更に洗っていきます。
汚れはもちろん、洗剤の成分が残ると機器に悪影響を与えるので、たっぷりの水で洗い流します。出てくる水がきれいになるまで、水をかけ続けます。汚れ落ちも再度確認します。
除菌消臭処置
オプションですが、除菌・消臭・防カビ処置をします。植物由来の天然成分で、カビの発生を抑えるものす。洗剤の成分を中性化するリンス剤の役割も兼ねています。
拭き上げ・機器養生撤去、組立て・試運転
水気を取り除き、細部の手直しもします。配線のつなぎ忘れ・ビスの締め忘れが無いよう、元通りに組立てていきます。
試運転をし乾燥させ、動作確認をします。異常が無ければ、洗浄作業自体は完了です。機種によりますが、今回はおよそ2.5時間程度の作業でした。
周辺養生撤去、道具搬出、退出清掃
養生材を撤去、道具の片付け、移動物の復旧、周辺清掃を行いお部屋を退出します。
完了説明、代金の授受
洗浄の結果のご説明し、代金の授受を終えたら、ご挨拶をして帰途に付きます。
エアコンクリーニングのススメ
クリーニングの目安は、「ルーバー又は吹出口から除いたた時に汚れが見えたら」が基本です。臭いがするようになったら内部はかなり汚れていると思って下さい。
エアコンの使用頻度によって異なりますので、一概には言えませんが、
エアコンの設置・使用状況 | クリーニングの目安 |
リビング等で使用頻度が高いエアコン | 1年 |
寝室等で、ある時間帯しか使わないエアコン | 2年 |
客間等でたまにしか使わないエアコン | 3年 |
ペットを買っていて年中かけっぱなし | 半年 |
が一つの目安と考えています。実際は汚れの状況によって判断することになります。また、体が弱い赤ちゃん・乳幼児・病気療養中の方、高齢者・要介護者がおられるご家庭は、こまめなクリーニングが望ましいでしょう。
エアコンは使えば必ず汚れるものです。健康と電気代節約のためにエアコンクリーニングは効果的です。
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