パナソニックの自動お掃除機能付きエアコン、200Vの大空間用です。
リビングで5年間使用されており、使用頻度は高そうです。「赤ちゃんがいるのでキレイにしたい」ということでご依頼されました。
クリーニング前のエアコンの様子
吹出し口・ルーバーのカビ汚れ
メーカーにかかわらず、どのエアコンでも吹出し口・ルーバーとその奥のエアコン内部にはカビが生えていることが良くあります。パナソニックでも同じ。また、お掃除機能の有無によっても変わることはありません。
これは夏場の冷房運転による結露が原因です。つまり、
夏場は湿度が高い → エアコンで空気を冷やす → エアコン内部が冷えて結露
という流れです。
エアコンの自動送風運転の効果
最近のエアコンには、この結露によるカビ発生を回避する「自動送風運転」という機能も付いています。冷房運転後、エアコンが自動で送風運転し、エアコン内部の結露水を乾かしてしまおう!という機能です。
このしくみはエアコンのカビ抑制の観点で理に適っているのですが、如何せん送風時間が不十分なのか、完全にカビの発生を防ぐことはできていないようです。
内部のファンにはホコリが付着し、黒カビが全体的発生しています。普段はルーバーで隠れていますが、部品を取外しこの様子を見てしまうと、「ウワッ!」という反応を示す方がほとんどです。
フィルター周囲にもホコリは溜まっている
エアコン内部に風が流れるので、フィルターをはじめ様々な箇所にホコリ汚れが溜まっています。
定期的にフィルター周囲もキレイにしておいた方が、気持ちよくエアコンを使うことができます。
表面パネルを外してみると、裏側はご覧の通りです。
フィルターを通り越してホコリは入り込む
エアコンのお掃除ロボットが取り除くのは、それらのホコリのうちフィルターに付いたものだけ。しかも完全ではありません。
本来白いはずの脱臭フィルター、実際空気を温めたり冷やしたりする内部のアルミフィンにもホコリが入り込んでいます。
カビや嫌な臭いの原因になり、エアコンの効率も落ちてしまいます。
クリーニング後のエアコンの様子
外せる部品を分解し、エアコン内部を高圧洗浄機で洗浄します。使用している洗剤はお子様にも安心のエコ洗剤です。部品もスポンジ・刷毛・工具などを用いてキレイにしていきます。
何度も角度を変えて見ながら、汚れを残さないようにしています。そのため、少々お時間はいただいています。(メーカー・機種にもよりますが、お掃除機能付きエアコンの場合、3時間半が目安です。)
落としたエアコン内部の汚れ
結果、エアコン内部からは黒い洗浄水が出てきました。汚れのため濁っており、バケツの水量をかなり捨てないと底が見えてきません。そして底にはカビとホコリと思われる黒い沈殿物が溜まっていました。
エアコンクリーニング完了
部品を組み立て、動作確認をしてエアコンクリーニングの完了です。これで赤ちゃんがいても安心して使っていただけます。何と言っても免疫力がまだ弱いですからね。
パナソニックエアコンのクリーニング・お掃除なら…

茨城県南~千葉県北でエアコンクリーニング・お掃除を心掛けております。
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