エアコンは換気している？コロナ禍での正しいエアコンの使い方

エアコンの機能を知る

コロナ禍と猛暑・酷暑の最中、換気に対する関心が高まっています。

ところでエアコンは換気しているのでしょうか？意識していない方が多いと思われますが、実は殆どのエアコンは換気していません。フィルターがあるエアコンの上部・前部から室内の空気を取り入れ、冷やして（温めて）循環させているに過ぎないのです。

しかし、壁掛けエアコンではダイキンの「うるさらX」、窓付けエアコンではコロナのウインドエアコンに冷房しながら換気する機能（前者は吸気換気、後者は排気換気）があります。新たにエアコンを購入される方、買い替えされる方は検討されても良いかもしれません。

一般的なエアコンが換気していないとすれば、やはりエアコン使用中でも換気が必要になります。一つが新鮮な屋外の空気を取り入れるため（給気）、もう一つが次のような汚れた空気や汚染物質を排出する（排気）ためです。

室内汚染物質

また、コロナとエアコンに関連について次のような報告もあります。

エアコンによる新型コロナウイルスの拡散リスクが指摘されている。中国でレストランのエアコンによる感染拡大が報告されており、米疾病対策センター（CDC）は換気などの対策を呼びかけた。
日経新聞 2020/6/5

換気するには、まず定期的に窓を開けることがあります。窓を開けて換気する頻度の目安は、1時間に5～10分程度ということです。また、１時間に10分の換気を１回するよりも、１時間に5分の換気を2回する方が換気の効果は高くなるそうです。

尚、窓を開ける際は、風の通り道を作る（対面・対角・複数の窓を開ける）ようにすると良いです。そうすることができない場合は、扇風機やサーキュレーターを利用し、強制的に窓外に室内空気を排出する方法もあります。

24時間換気システムが備わった住宅では、それらを稼働させましょう。冷暖房効果が悪くなるため、スイッチを切ってしまっているお宅もあるようですが、スイッチは入れておいてください。24時間換気システムという形式でない住宅でも、トイレやお風呂・キッチンの換気扇を回せば効果は同等です。

参考サイト：ダイキン